|
タイプ |
特徴 |
|
全身が冷える
(脾陽虚・腎陽虚) |
心身ともに疲れやすい
便がゆるい
尿が多い
おなかや腰が冷える |
|
顔が青白い
(血虚) |
手足が冷える
動悸がある
唇の色が薄い
つめが白っぽい
|
|
唇が紫色
(気滞血瘀) |
手足が冷える
つめの色がくすんでいる
肌の色が悪い
げっぷが出やすい |
|
|
|
|
|
全身が冷える人の養生 |
おなかが冷えて食欲がなく、下痢をしやすい脾陽虚タイプは、消化吸収の機能が低下しているため、熱をつくり出す力が弱くなっています。体を温めると同時に、消化吸収を高めることが大切。
腰や下半身が冷えてむくみやすい、腎陽虚タイプは、体液の代謝が低下して、血行も悪く疲れやすくなってしまっています。活力を補い、決行を促進して冷えを撃退します。
◇ツボ
陽気を補い、体を温める関元と命門が、おすすめ
のツボ。お灸の温める刺激が効果的です。 |
|
◇オススメの食材
脾陽虚には、胃腸の働きを高める、にら山芋、くるみなどがおすすめ。腎陽虚には精力をつけて、腎の陽気を補う、うなぎ、えび、なた豆などを選んで食べましょう。
顔が青白い人の養生 |
血が不足する血虚は、もともと栄養状態が悪くなっていて、寒さの影響を受けやすい
状態。冬場や寒い場所にいるときは、すぐに手足が冷えてしまいます。とくに女性に多く、顔が青白くて唇の色が薄く、血の気がないのが特徴です。動機やめまいをともなうこともあります。栄養をしっかりとって、また、体を温めて血行をよくすることが大切です。
◇ツボ
血を補う作用のある血海のツボを刺激しましょう。
また、足三里のツボには、胃腸の働きを高め、
気血の産生を促進する効果があります。 |
|
◇オススメの食材
血を補う作用のある、いか、レバーなどがおすすめの食材です。そのほかに、にんじん、きくらげ、ライチ、なども効果的です。
唇が紫色の人の養生 |
気血が停滞していると、末端まで気血が行きわたらないため、手足が冷えます。イライラや緊張、精神的ストレスなどがあり、胸や腹が張って苦しくなります。また、肌の色がくすんでいて、唇が紫色になります。足先や下半身が冷えているのに、上体はのぼせたり熱感がある場合もあります。適度な運動で、ストレスを発散し、また全身の血行をよくすることが大切です。冷たいものは控え、体を冷やさないようにしましょう。
◇ツボ
体内の気血の巡りをよくするには、三陰交の
ツボが効果的です。また、陽陵泉も、気の巡りを
改善する効果があります。あわせて刺激すると、
手足がポカポカしてきます。 |
|
◇オススメの食材
気血の流れをよくする作用のある食材を選びましょう。おすすめは、そば、にら、にんにく、油菜、みかんなどです。
|